<教材の紹介>
学習は、初期学習、基礎学習、記号操作の3つの段階で行っています。
それぞれの段階における教材の一部を紹介します。
当研究所では、一人一人の学習課題に合わせて、様々な教材・教具を開発しています。
教材は、適切な使い方をすることが大切です。
同じ教材でも、呈示する位置や呈示のタイミング、呈示の順序とそのときのことばかけなどが適切でないと、
子どもの反応が違ってしまうからです。
握る学習に使うお手玉です。親指と他の四指を対向させて握ることができるように、子どもの手の大きさに合わせて、握りやすい柔らかい素材で作ります。振って楽しめるように鈴などをつけるとよいです。
放す学習に使います。放すとグロッケン(鉄琴)の良い音がするので、学習意欲を高めることができます。
追視する力を高める学習に使います。球が透明な箱の中を移動します。球がゆっくり動くのを追視します。
目と手の協応動作を高める学習に使います。○の形を横方向、または縦方向にすべらせて、穴に入れます。
目と手の協応動作を高める学習に使います。曲線をたどって、動かして抜きます。
輪抜きです。目と手の協応動作を高める学習に使います。棒にそって輪をすべらせて抜きます。
「同じ」の概念形成の学習
2枚の絵カードを見比べて、見本と同じものを選ぶ学習です。
(@具体物と具体物、A具体物と絵カード、B絵カードと絵カードへとステップアップします。)
「延滞」の学習
延滞反応の学習です。記憶(記銘・保持・想起)する力を高めます。
「形」の弁別の学習
○△□の基本図形を見比べて、同じ形を選びます。
文字や数などの学習です。
1文字ずつの文字カードを使って単語を構成します。2文字の構成板です。
1文字・2文字・3文字の単語構成板です。
4文字・5文字の単語構成板です。
単語と助詞のカードを使って文を構成します。文の構成板です。
数えながらタイルを置いていきます。3までのタイルの数系列板です。
5までのタイルの数系列板です。
5までの合成分解に使うたしかめ板です。
たし算・ひき算の横式でタイルから数字へ移行する学習に使います。